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Ripple(リップル)の 「RippleNet(リップルネット)」「xVia(エックスヴィア)」「xRapid(エックスラビット)」「xCurrent(エックスカレント)」って何?
最近、SWELL2018も近づいており更に注目度も上がっているXRP(リップル)。
更にXRP(リップル)について好材料も色々出始めております。
米金融大手PNCがリップルネットに加入したり、SBI Ripple Asiaの電子決済等代行業者としての登録完了や、2019年始めにはNASDAQ(ナスダック)上場も囁かれています。
そして最近XRPが高騰したの理由の一つに、リップル社製品の一つである「xRapid(エックスラビット)」の存在が考えられます。
リップル社のアジア太平洋地域、中東地域の規制関係担当の代表Sagar Sarbhai氏は、CNBCのインタビューで「約1ヶ月後のxRapid商業使用開始に向けギアを上げている」という旨の発言があり世間の注目を集めました。
今回はRipple(リップル)の 「RippleNet(リップルネット)」を始め、「xRapid(エックスラビット)」「xVia(エックスヴィア)」「xCurrent(エックスカレント)」について初心者にも分かりやすく解説していきます。
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RippleとXRPの違い
まずリップルには「Ripple」と「XRP」があります。
読み方は同じですが「Ripple」は送金手段、「XRP」は通貨と通貨を繋ぐブリッジ通貨ということで理解していただければ良いかと思います。
詳しくは関連記事に書いてありますので、読んでくださいね。
【関連記事】
【仮想通貨】リップル(XRP)とは?リップル(XRP)の特徴と将来性・今後の価格はどうなるか?どこよりもわかりやすく解説!
そしてまず「xRapid(エックスラビット)」を理解する前にRippleの送金で使う「RippleNet(リップルネット)」についてお話しますね。
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RippleNet(リップルネット)とは
RippleNet(リップルネット)とはRipple社の提供する国際送金の法人向けのネットワークシステムのことです。
今まで国際間での取引はいくつかの銀行を挟むために、数日かかっていました。
しかしRippleNet(リップルネット)を利用すれば、瞬時に世界中のネットワークに接続ができ、送金銀行と受け取り銀行の直接取引が可能になるのです。
さらに着金のスピードも早く、国際送金の効率化やコストを抑えることができるので世界の銀行から注目を浴びているのです。
そして、このRippleNet(リップルネット)を構成しているものが
①xVia(エックスヴィア)
②xRapid(エックスラビット)
③xCurrent(エックスカレント)
の3つのシステムです。
ではそのRippleNet(リップルネット)を構成している3つのシステムはどんなものなのかを一つ一つ解説していきましょう。
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①xVia(エックスヴィア)とは
xVia(エックスヴィア)とは、利用者が確実性のある国際送金を可能にするためのプロダクトのことです。
xVia(エックスヴィア)により利用者が手軽にRippleNet(リップルネット)に参加でき、そのRippleNet(リップルネット)と繋がっている銀行や送金業者を通じての国際送金をすることが可能になります。
そして請求書を添付したり、リアルタイムで送金状況を確認(追跡)することができるようになります。
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②xCurrent(エックスカレント)とは
xCurrent(エックスカレント)とは即時に国際決済内容の確認や着金の確認や取引に必要な情報の添付ができ、国際送金や銀行間送金の送金スピードを速めるために銀行が導入するためのソフトウェアです。
このxCurrent(エックスカレント)のソフトウェアを使用することによって、銀行やその他財政機関は送金のすべての進歩情報が可視化できるようになるので、実際に見ることができるようになります。
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③xRapid(エックスラビット)とは
xRapid(エックスラビット)とは、xCurrent(エックスカレント)上でXRPをブリッジ通貨として、法定通貨や金融資産などを変換する主に送金業者に向けたシステムのことです。
XRP Ledgerを使用したXRPによってリアルタイムで送金を実現することができます。そして、XRPを利用することで流動性を配給し送金コストを抑えることができるのです。
実際に今年5月、米国⇔メキシコ間で試験送金を行った結果、取引コストがこれまでより40~70%下がったとされる。さらに取引スピードも「2分強」で完了しました。
従来の国際送金が平均3~5日間かかることから比べると画期的ですよね。
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XRPを利用するケースは2種類
XRPを利用するケースは2つあります。
どのような送金方法か、例を出して解説します。
ケース①xCurrent(エックスカレント)を使った国際送金
直接XRPを保有し、店頭取引の形式で送金を行う方法です。
(例)
①J銀行がX銀行へ日本円を入金
②X銀行にて日本円を保有しているXRPへ両替
③海外Y取引所へXRP送金
④海外Y取引所にてXRPを両替し自国の通貨へ
⑤海外Y取引所がA銀行に送金し出金
この場合、銀行がXRPを常時保有しなければならない為、銀行はXRPを購入します。
しかし市場にて購入するのではなく、市場外での両替の為、XRPの価格に直接影響はありません。
ケース②xRapid(エックスラビット) +xCurrent(エックスカレント)を使った国際送金
XRPを直接保有することなく「xRapid(エックスラビット)」を利用し流動性プロバイダー経由でXRPを調達する方法です。
(例)
①J銀行が送金業者orX銀行へ日本円を入金
(xRapid)
②送金業者orX銀行がY取引所に日本円を入金
(xCurrent)
③Y取引所が日本円を売却しXRPを購入
(xCurrent)
③送金業者orX銀行がY取引業者に対し海外Z取引所にXRPを送金するよう指示。
(xCurrent)
④海外Z取引所が送金業者orX銀行にXRPを送金
(xCurrent)
⑤海外Z取引所が受け取ったXRPを売却し自国の通貨へ
(xRapid)
⑥送金業者orX銀行がA銀行へ送金し出金
つまりケース②では銀行はXRPは保有しませんが、xRapid(エックスラビット) +xCurrent(エックスカレント)を導入する金融機関や送金業者が増えれば、出来高が増え市場の流動性が上がるということです。
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最後に
いかがでしたか?
現在、RippleNet(リップルネット)に世界中の様々な銀行や金融機関が参加してきております。
世界中の銀行や金融機関がRipple社のシステムを取り入れ、国際送金のスピードや利便性が上がれば銀行や企業にとってとても便利になります。
10月1日、2日とSWELL2018もあるので、今後のリップルに注目ですね。
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神村
HP:JAPAN BIT CONSULTING
元証券マンブロガー。「お金に働いてもらい資産形成」することを目標に、投資の世界に足を踏み入れました。金融業界での経験やFXの経験を生かし、資産形成をしています。
2012年頃から為替取引(FX)を始め、2017年2月から仮想通貨(暗号通貨)へ移行、現在は株取引を行っています。
初心者にも分かりやすい説明を心がけて、少人数での勉強会や企業様での講義なども開催しております。
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